父の梅酒2011/02/27

 父は飲兵衛だ。γGTPが高いのを気にしつつも毎日お酒を飲んでいる。かかりつけ医のところで定期健診を受ける前には、いい検査結果を出そうと、姑息にも少しお酒を控えて検査に臨む。
 そんな飲兵衛の父の楽しみの1つが梅酒づくり。毎年、焼酎に漬け込んで、2~3年前から私にもおすそ分けをしてくれる。
 今日、ご自慢の梅酒を頂戴してきた。一升3000円する、35度の芋焼酎をベースにしたもので、昨年は砂糖のほかに蜂蜜を入れてとろみを出したが、今年の梅酒は蜂蜜抜きなのでさらさらとややあっさりめ。でも、市販の梅酒より、アルコール度が高いから、寝る前にほんのちょっと飲めばいいんだぞ、と父は言う。
 瓶は、昨年台湾に行ったときに空港で買ったリキュールの空瓶だ。透明なリキュールの青色がきれで、瓶がすらっとしてかっこよかったので、2本パックになっていたのを、一緒に行った友と分け合って、父のおみやげにと買ったもの。その瓶の中で、父の梅酒は黄金色に輝いている。リキュールのお味はイマイチだったが、この梅酒はおいしそうだ。