感謝の日2014/04/03

 4月2日朝,家から駅までの道を降りていたら,何気に「だっておいらスカイパイロット 遠い旅をぶっ飛ばしてきたのさ」と口ずさんでいた。
 そうだった。今日は清志郎の誕生日だ。感謝の日ライブがある。久々に「ハードのエース」を聞いて出社した。

 そして夕方。渋谷AXの前にある桜の花は満開。多くの人が桜を激写している。きれいだなー。東京オリンピックが決まったせいで,渋谷AXは5月で終わりになるのだそうだ。この風景も見納めなんだな,と思うと,なんだか残念。まだ出来てから,まだ15年くらい。ちょっともったいないなーと思った。



 感謝の日ライブを見に来たのは初めて。チャボが出るのでやって来た。が,な,な,なんと,最初のアンコールになっても,チャボは登場しなかった。なんで?!
 「もしかして出ないの?」「でも,今日,Facebookにライブに出ます」って書いてあったよ,と友が言う。「でもさ,急病とかかもよ」
 最初は楽しんで見ていたが,2部の途中からだんだん心配になってきた。そしてだんだんとむかついてきた。なんで?
 そうなったら,もう楽しめない。
 そして,最初のアンコールが終わり,2回目のアンコールになって,やっとチャボが登場した。ほっ。
 でもさ,この登場の仕方はちょっとないんじゃないの?って思った。アンコールにしか出てこないのに出演者に入ってるなんて変じゃない?別格だっていう演出だったのかもしれないけど,ちょっとねーと思った私であった。チャボも最近,みんなと楽しそうに共演してるから,ゲストのみんなとやりたかったんじゃないのかなあー。

 と,いちゃもんをつけてしまったが,この日のライブはなかなかよかった。
 意外にも,この日のベスト1に挙げたいのは石ちゃんだった。はっきり言って全然好きじゃなかったけど,彼の歌う雑踏はよかった。そして,自分でつくったというボスの歌。神様がミスをなさったから,僕らはみんな泣くことになってしまった,そちらでオーティスには会えましたか?,なんて感じの歌詞があって,ジーンときてしまった。
 友もよかった,と言っていた。とっても余韻が残るステージだった。
 第2部のはじめのTIMERSの登場には興奮した。「税」。なんてタイムリーなんだ。ゼリーがいないのは寂しいけど,このパフォーマンスはものすごく楽しかった。
 ライブが終わって渋谷に向かう道すがら,「明日なき世界」は大竹しのぶじゃなかったら,もっと盛り上がったと思うよ,と友が言った。そうかもね。
 でも,私は大西ユカリの「Baby 何もかも」のほうがつらかったな。歌唱力はあってすごいんだけど,あの歌を関西のノリでやってほしくなかったかも。Baby,なんて歌詞がある歌はやっぱり男性に歌ってほしい。なーんて思うのは,男女平等の精神に反するかしら,ね?
 
 でも、でも、でもー、この日のいちばんのブーイングは、やっぱチャボが2番目のアンコールでやっと登場したこと。
 ま、いいライブではあったんですけど。笑
 

 この日のセットリストを渡辺隆雄さんのfacebookからいただきました。
1部
1 .I can't turn you loose
2.シュー
3.ファンからの贈り物/山崎まさよし
4.ドカドカうるさいR&Rバンド/山崎まさよし
5.仕草/ユウ(チリヌルヲワカ)
6.Baby 何もかも/大西ユカリ
7.雑踏〜ボスの歌/石塚英彦
8.いい事ばかりはありゃしない/木村充揮
9.Happy Birthday/三宅伸治+木村充揮+梅津和時
2部
1.TIMERSのテーマ
2.ゼリーがいなくなったんだ
3.デイドリームビリーバー
4.税
5.TIMERSのエンデリングテーマ
6.明日なき世界/大竹しのぶ
7.腰をふれ/斉藤和義
8.雪どけ/斉藤和義
9.恩赦/金子マリ
10.ミッドナイトブルー/金子マリ,ウルフルケイスケ
11.ダンス天国/ウルフルケイスケ,暴動,ユウ
Encore 1
1.ボスのSOUL
2.Happy Birthday/全員
3.スローバラード
4.JUMP
Encore 2
1.君が僕を知ってる/仲井戸麗市,三宅伸治
2.雨上がりの夜空に/仲井戸麗市

 最後に、この日のデザートを1品をご紹介!
 味はちょっと甘すぎって感じだったけど、ビジュアル的にはすごくない?
 リンゴのタルトです。






チャボ@サムズアップ2012/05/05

 5月5日。 このGW久々の晴れ! サムズアップ14周年ライブの一環で、チャボが早川さんとライブを行った。
 1人だし、整理番号は125番。さらに横浜でのライブなのでちょっと遠いということもあって、行くのが少し億劫な感じ。でも、ここのところ、他のアーチストとの競演が多く、チャボが1人で歌うライブは久々ということもあり、重い腰をあげてでかけた私である。
 会場時間をちょっと過ぎたころ到着。5分ぐらいで120番台の入場順となった。立ち見客が多く出たライブだったが、1人だったこともあって、なんとかステージ左側のいす席をゲット! ほっ、助かったー。
 いつもは夕食を食べてからライブに向かうのだが、この日はサムズアップでご飯。サムズアップのフードメユーはかなり充実している。メンチカツバーガーとコーラをオーダー。こりゃ、口を開けて食べるのは無理だろーってぐらい厚いバーガー。付いてきたナイフで4つに分けて、1切れずつほおばった。メンチカツの1切れを包むのにナプキンが欲しいなぁー、とテーブルの端にあるナプキン入れに目をやると、近くに座っていた人がすかさず、こちらへ置いてくださった。すいませーん。ありがとうございます。


 
 食べ終わって、手も汚れてしまったこともあり、あと10分あるから、とトイレに向かった。と、そこで、1人の女子に声をかけられた。「あの、何年か前に清志郎のお墓でお会いして、おはぎをいただきましたよね。ありがとうございました」。あぁ、そういえば、清志郎のお墓に行ったとき、送迎バスで一緒になったカップルが、親切にお墓の場所を教えてくれたっけ。確かに駅で買ったおはぎをおすそわけした。覚えていてくださっていたなんて、感激。1人でさびしいなぁー、なんて思っていたが、こんなふうに、ナプキンをとってもらったり、声をかけてもらって、とてもうれしかった。1人じゃないぜって感じ?笑 やっぱチャボファンってことでつながってるんだね。みんな優しくていい人たちだ。ありがとう。

 ゲットした席は左側=早川さん側だったので、もしかして、早川さんの体でチャボがブロックされて見えないかも、と心配していたのだが、始まってみると、早川さんはチャボよりちょっと下がったところに立っていて、2人が間近に見えた。しかも、チャボが早川さんの顔を見て、話しかけたり笑いかけたりするのまでしっかり見えて、得した気分。えへへ。
 
 1曲チャボ1人で演奏して、「今日はずっと1人でやりまーす」なーんて冗談を言ってから、早川さんの登場。松葉づえをついての登場にちょっとびっくりしてしたが、たいした怪我ではないらしい。

 2人での演奏の最初は「ギブソン」。好きな曲だ。
 チャボが後で、「このGW、何してた?」と聞いたとき、「このライブに備えて練習してた」と答えた早川さん。なんかうれしいなぁー。ありがとう。
 途中,チャボが言う。「さっきは言い忘れちゃったけど,2日の武道館でスティーブ・クロッパーの後ろで演奏できて,本当に幸せだった。終わった後, ナイスギターと言ってくれた」。とてもうれしそうだ。本当に素敵な演奏だったよな、と思い出す。
 
 ザ・バンドのドラマーのリヴォン・ヘルムが亡くなったから,と言って,ザ・バンドのカバーで「トライライト」もやった。やっぱいい曲。

 今度甥っ子の結婚式で何か演奏してくださいって頼まれてるんだけど、俺の曲ってろくなのないじゃん? 打破とかさ。だから、この曲をやろうと思ってるんだ、と言って「いつでも夢を」。
 
 その他,「アメリカンフットボール」「カビ」「ホーボーへ」「ダンシング・イン・ザ・ストリート」などの曲が演奏された。

 でも、実はこの日いちばんうれしかったのは、アンコールの最初に、チャボが1人で演奏してくれた土曜日の歌だ。カバー曲だけど、チャボの曲でベスト3に入るぐらい好きな曲。地方ではよくやるらしいが、東京近郊では、土曜のライブが少ないせいか、私はここ数年、ショートバージョンしか聞いていない感じ。RCのライブのときには、ある時期、いつも演奏してくれてたので、この曲を聴くと、懐かしさがこみあげてくる。私にとっては滅多に聞けない曲だけに、ありがたさも倍増して、ライブでこの曲をやってくれるのがいちばんうれしい。

 ライブは「ホーボーズララバイ」で締めくくられた。

 最初はめんどくさいなー、なんて思ってたけど、やっぱり来てよかったな。素敵なチャボファンにもお会いできた。いいライブだった。

 
 
 

清志郎ロックンロールショーに行ってきました!2012/05/03

 5月2日。武道館で行われた清志郎ロックンロールショーにでかけた。
 当日は雨。最初の週間予報じゃ、確か曇りだったのになぁ、とちょっとうらめしい。


 友人のm.c.と13時にグッズ売り場前で待ち合わせ。もう1人の友人a.k.は仕事で途中からになりそうだという。
 パンフとTシャツとキーホルダー、イヤホンジャックを購入。また今年もロックンロールショーをやると聞いたとき、清志郎が亡くなってから毎年武道館っていうのもなぁ、と、ちょっと複雑な感じで、これって、毎年やるのかなぁ、と思って、あんまり気持ちが盛り上がらなかったのだけれど、グッズ売り場の前に立つと、あれこれ買ってしまう。笑
 この後、ロイヤルホストへ。開場まで、ここで時間をつぶすことに。ランチ兼ディナーでミックスグリルセットをオーダー。食後にホットファッジジュニアを食べ、準備万端!



 16時20分ごろ、武道館へ向かった。
 スタンド席まで一杯の武道館。清志郎のナンバーが流れる。開演時間近くなると、曲が終わるたびに、もうすぐ始まるか、と観客が拍手する。だんだん私の気持ちも高まってくる。

 17時過ぎ。
 画面に清志郎が現れる。自転車に乗って、清志郎が武道館に向かっている。昨年もそうだったけど、リアルタイムで清志郎がこちらに向かっているような、そんな感じ。いいなぁー。
 メンバーを紹介する清志郎の声。
 スクリーンが上がり、このロックンロールショーのバンドがステージに見える。オープニングは「ロックンロールショー」だ。いいねぇー。
 そして、トータス松本が「君が僕を知ってる」。私のいちばんのお気に入りの曲をトータスが歌ってくれるなんて素敵!
 「.I Like You 」「ラプソディー 」「Oh! Baby 」。私の好きな曲が続く。わぁー。

 そして、吉井和哉登場。ジョン・レノンのライブでも歌ったという、清志郎作詞の「MOTHER」。♪おかぁさぁーん♪すごいパワフルな声。圧倒された。
 昨年は登場しなかった三宅伸治。武道館のまんなかで、ギター1本で1人、「JUMP」をやっちゃうなんてクレイジー。観客も一体化して、飛び跳ねる。これまたパワフル!
 
 JUN SKY WALKER(S登場! 和弥が「.スローバラード」を歌う。いいなぁー。
 清志郎のビデオが何曲か流れた後、スティーブ・クロッパーがステージに現れる。おぉ!! 信じられない!
 「Stting On The Dock Of The Bay」。なんて気持ちいい。
 アッコちゃんが言う。「こうやって呼んでいただくのはうれしいんだけど、足りないものがあるのよね。本人がいない」。ほんとだよー。「でも、清志郎はたくさんの素敵な曲を残してくれました。こうやって私たちが彼の歌を歌い継いでいく限り、清志郎は生きている」。うんうん。
 そして、Dr. kyOnが「紹介させてください」と言って、どんとの息子のラキタが登場。「まぼろし」。まるで清志郎が歌っているようだ。細部まで清志郎の歌い方。チャボが今年のライブで、RCのとき、清志郎の後ろでこの曲を演奏するのが好きでした、と言っていたのを思い出す。ちょっと鳥肌。
 Chara登場。チャボと2人で歌う「ハイウェイのお月様 」は絶品だった。「指輪をはめたい」も大好きだ。いいねぇー。
 斉藤和義の「エンジェル」。この曲も好き。わぁー。
 最後はみんなで「.雨あがりの夜空に」。武田真治がステージを駆け抜ける。わぁー。
 気づけば、22時前。あっという間の5時間。友人のa.k.は結局現れなかった。こんなに素敵なライブなのにもったいない。
 こうやって、このライブもGWのイベントになっていくのかなぁ? 毎年、たくさんのアーティストが選んだ清志郎の曲を、こんな風に聴くのもいいかも、と思えてきた。
 
 

 
以下、セットリスト。http://setlist-live.com/より。
1.ロックン・ロール・ショー (トータス松本・奥田民生)
2.君が僕を知ってる (トータス松本)
3.I Like You (トータス松本)
4.ラプソディー (Leyona)
5.Good Lovin’(Leyona)
6.Oh! Baby (LOVE PSYCHEDELICO)
7.いけないルージュマジック (LOVE PSYCHEDELICO)
8.つ・き・あ・い・た・い (浜崎貴司・小泉今日子)
9.BABY#1 (浜崎貴司・小泉今日子)
10.キレル奴 (吉井和哉)
11.MOTHER / 吉井和哉
12.彼女の笑顔 (木村充揮・内田勘太郎)
13.上を向いて歩こう (木村充揮・内田勘太郎)
14.約束 (三宅伸治)
15.JUMP (三宅伸治)
16.スローバラード (JUN SKY WALKER(S))
17.キモちE (JUN SKY WALKER(S))
【ビデオ】
1.ダーリンミシン(武道館 1988)
2.Call Me(武道館 1988)
3.ラプソディー(日比谷野音 1986)
4.激しい雨(BB King Clubナッシュビル 2006)
5.スローバラード(札幌市民会館最後の日 2007.1.31)
6.トランジスタラジオ(ブルーノート東京 2008.2.18)

18.Stting On The Dock Of The Bay (スティーブ・クロッパー)
19.In The Midnight Hour (スティーブ・クロッパー)
20.雑踏 (矢野顕子)
21.ひとつだけ (矢野顕子)
22.まぼろし (ラキタ)
23.ハイウェイのお月様 (Chara)
24.指輪をはめたい (Chara)
25.エンジェル (斉藤和義)
26.涙あふれて (斉藤和義)
27.ドカドカうるさいR&Rバンド (斉藤和義・奥田民生)
28.あふれる熱い涙 (奥田民生)
29.誰かがBedで眠ってる (奥田民生)
30.いい事ばかりありゃしない (仲井戸麗市)
31.トランジスタラジオ (浜崎貴司・吉井和哉)
32.雨あがりの夜空に (全員・武田真治 (Sax))

ガチ!スペシャル!!2012/03/06

 3月4日、日曜日。渋谷・Mt. Rainiew Hall Pleasure Pleasureで行われたGACHIスペシャルにでかけた。
 浜崎貴司のGACHIライブは、浜崎ともう1人のアーティストがGACHIでライブを繰り広げるというシリーズ。
 この日は、これまでに登場したアーティストのなかから10人と、初参加の曽我部恵一を加えた11人と、浜崎がGACHIでライブを繰り広げた。アーティスト1人あたり2曲演奏、そのうち1曲を浜崎と一緒に演奏する、といった形で展開。浜崎自身のブログによると、セットリストは以下のとおりだったらしい。

1.JOY!(浜崎貴司)
2.GACHIのテーマ(桜井秀俊+浜崎貴司)
3.メトロノーム(桜井秀俊)
4.トンネルぬけて(佐藤タイジ+浜崎貴司)
5.ありったけの愛(佐藤タイジ+浜崎貴司)
6.デイドリーム・ビリーバー(高野寛+浜崎貴司)
7.ベステンダンク(高野寛)
8.Rock'n Roll Band(黒沢健一)
9.In My Life(黒沢健一+浜崎貴司)
10.ゴロワーズを吸ったことがあるかい(曽我部恵一+浜崎貴司)
11.満員電車は走る(曽我部恵一)
12.くちづけ(古内東子+浜崎貴司)
13.うそつき(古内東子+浜崎貴司)
14.戦争を知らない僕らの戦争(中村 中)
15.せなかあわせ(中村 中+浜崎貴司)
16.Hey!みんな元気かい?(YO-KING)
17.素晴らしきこの世界(YO-KING+桜井秀俊+浜崎貴司)
18.風になりたい(宮沢和史+高野寛+浜崎貴司)
19.島唄(宮沢和史)
20.春夏秋冬(泉谷しげる+浜崎貴司)
21.野性のバラッド(泉谷しげる+佐藤タイジ+浜崎貴司)
22.いい事ばかりはありゃしない(仲井戸麗市+浜崎貴司)
23.ちぎれぬ時間(仲井戸麗市+浜崎貴司)
24.幸せであるように(浜崎貴司)

アンコール
25.かえりみち(浜崎貴司)

 これまで2シーズン行われたGACHIのうち、見に行ったのはチャボが出た2回のみ。はっきり言って、はじめまして、のアーティストもいた。
 が、浜崎が、自分の代表曲を演奏してくださいというリクエストをしていたらしく、私でも知ってる~って曲がたくさん登場し、おいしい3時間半であった。
 チャボの奥さんのひさこさんも好きだという「GACHIのテーマ」の、本家本元、曲をつくった桜井秀俊と浜ちゃんバージョンが聞けたのはうれしかった。佐藤タイジはお初だったけど、目鼻立ちがくっきりしていて男前。元気に演奏しているので、見ていて楽しかった。高野寛の「デイドリーム・ビリーバー」は清志郎バージョンだったのでうれしかった。古内東子というアーティストの存在は全然知らなかったけど、優しげな感じの雰囲気のいい人で、「くちづけ」は素敵だった。宮沢和史は、最近の日本っぽいアレンジがいまいち苦手だったんだけど、久々に「島唄」が聴けたのはうれしかった。「島唄」は好きだったので、中古落ちとはいえ、CD、持ってるんだ。
 泉谷は「春夏秋冬 」と「.野性のバラッド」の2曲を演奏。またしても、客席に降りてきた。すごいっ!
 そして、チャボ登場。「いい事ばかりはありゃしない」。浜崎が一緒にやりたいとリクエストしたらしいが、この曲は、ライブで聞くと、ほんと、映える。
 アンコール前のラストは、「幸せであるように」。私が浜崎貴司という人の存在を知って、ファンになったのも、この曲が始まりだったので、20年ぶりぐらいで聞いて、感無量な感じ。

 そして、アンコール。最後はみんなでセッションするのかなぁ、なんてほのかに期待していたのだが、「みんなは出てきません」、と浜崎が一言。残念だなぁー。でも、おいしいとこどりのライブだったから、これ以上、望んだら、罰が当たるってもんでしょ。笑

チャボの恩返し、最終回!2012/02/16

 2月15日。渋谷プレジャー プレジャーで行われたチャボの恩返しの最終回にでかけた。
 最終回を飾るのは斉藤和義だ。
 清志郎ファンとかチャボファンには、なんだか斉藤和義ファンが多い。そんななか、音楽事情が80年代でほぼ止まってしまっている私には、斉藤和義は嫌いじゃないけど、特に好きでもって感じの存在だった。だから、今回のライブも、いい席で見たいなーとは思ったものの、私なんかよりももっとファンの人がいい席で見るべきだよなー、なんてことも思ってもいたので、受け取ったチケットが2階席だったのを見て、残念な一方で、これでいいのだーっなんて思ったりもしたのだった。
 まぁ、なんにしろ、チケットがとれて、見に行けてよかった。だって、本当に素晴らしいライブだったんですもん!

 仕事がひと段落ついたところだったので、この日は会社を休んで、家で晩御飯を食べてから、ギリギリに会場へ。友人のa.k.もこのライブに行ったのだが、FC優先では、連番で席をとることができなかったので、始まる前に1階席にいる彼女にちょっと挨拶をしてから自分の席についた。

 ライブは開演時間の19時をちょっと回ったころに始まった。
 チャボが登場して、恩返しシリーズについて説明。

 そして、斉藤和義が登場! チャボと並ぶと、背がかなり高いのがわかる。後でチャボも言っていたが,歌うとすごいのに,そうじゃないときはへなーって感じ(笑)。清志郎も歌うとすごいのに,普段の清志郎は寡黙にみえた(親しい人に対してはそうじゃなかったのかもしれないけど)。歌って,ものすごいパワーなんだなって改めて思う。

 これまで清志郎やチャボのライブで、何度か斉藤和義を見たことはあった。が、持ち歌を歌っているのは何年か前のフジロックでしか見たことがなかったので、このライブが、私にとってはほぼ初めての斉藤和義体験(笑)。
 
 始まってからしばらくは、なんとなく演奏を聞いていたのだが,思わず1つの曲にひきつけられた。

♪本当に欲しいのはエキサイトする心臓だろ?♪

 後で調べたら、「Are you ready?」という曲だった。大ヒットしたドラマ「家政婦のミタ」すら見たことがなかった私は,あまりのインパクトに、あのドラマの主題歌になってヒットしてるのってこの曲?,なーんて思ってしまったが,あれは「やさしくなりたい」って曲だったんですねぇ。笑

 そのほか,チャボのカバーの「うぐいす」や,「45 STONES」から「ウサギとカメ」,「ギター」,「僕と彼女とロックンロール」,「猿の惑星」などが演奏された。
 私の前に座っていた女子たちは和義ファンだったらしく,「猿の惑星」の♪うっききっき♪ってところで,お決まりのポーズをやっていた。行きなれていないミュージシャンのライブって,ファンの人が決めポーズを見るのもけっこう楽しかったりする。

 そして,チャボの登場!
 「よォーこそ」で始まってびっくり。
 「あいつエレキ使ってたな、卑怯者」なーんて言いながら,「エネルギー Oh エネルギー」が続く。バンドじゃないのに、この曲やるなんて、なんてクレイジー!!
 そして、この日も、初期のRCサクセションの歌が演奏された。「もっと落ち着いて」。歌う主のいなくなってしまったこれらの歌たちを、チャボはこれからも、思い出を語りながら歌ってくれるのだろう。
 恩返しシリーズでは、恩返しするミュージシャンの歌を1曲、チャボが歌う。「僕の見たビートルズはTVのなか」。僕が見たビートルズは武道館の中だったんだぜ、なーんてこと言いながら。笑
 チャボのライブのラストは「ガルシアの風」であった。やっぱいい曲だよなぁ。

 アンコールは、2人の即興ブルースで始まった。
 この曲の後、な、な、なんとクロマニョンズのマーシーが登場した。
 きゃぁああー。思わぬゲストに、ボルテージが最高に達した私である。
 斉藤和義が、最初に1人で演奏していたとき、「チャボさんは、なんであんなに変わんないんでしょうね。なんか打ってたりして」なーんてことを言っていたが、マーシーも全然変わらない感じ。なんで?!
 ザ内弁慶ズ、なーんて名づけられた3人のユニットで、「ギブソン」が演奏された。かっこよすぎっ!!
 なんでも、マーシーは、この日、渋谷AXで自分たちのライブがあったらしいのだが、「うちは短いんで」ってことで、終わってから駆けつけたらしい。
 もう1曲、ビートルズの曲をやって、マーシーは退場。
 はっきり言って、このサプライズゲストが、この日いちばんうれしかったかも。笑
 
 そして、最後に、すでに恩返しシリーズで登場した何人かのミュージシャンたちがステージに現れた。奥田民生、YO-KING、寺岡呼人、浜崎貴司、Leyona。
 最終回を飾る、豪華な顔ぶれに、場内、大盛り上がり!
 終わったのは、22時40分ごろであった。

 この恩返しシリーズは素晴らしい企画だったと思う。
 年を重ねるにつれ、自分の好きなミュージシャンの曲しか聞かなくなっていた私に、和田唱や斉藤和義といった、素敵なミュージシャンに出会う場を与えてくれた。普段バンドをバックに歌っているミュージシャンたちが、アンプラグドな状況で演奏することによって、ボーカルがびんびんに響いてきた感じがあった。
 最終回なんて、惜しいな。
 これからも、チャボが出会って、いいなって思った、彼よりも若いミュージシャンたちと、こんなライブを展開してくれたらな、と密かに期待している。