忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー at 武道館2011/05/03

 5月2日。私にとって、このゴールデンウィークのいちばんのイベントである、忌野清志郎 ロックン・・ロール・ショーが開催された。

 12時からグッズを売り出すという。事前にHPでチェックを入れたら、扇子がすごくかっこいい! 開演前だといつもめちゃ混みなので、2人の友人と、13時にグッズ売り場前で待ち合わせ。パンフレットに、扇子、黄色のTシャツ、ブーツの携帯ストラップ。結局、9000円分もグッズを買いこんでしまった。笑

 開場は15時で開演は16時。終了は21時半の予定の長丁場なので、エネルギーを蓄えねばというわけで、Royal Hostでお昼ご飯。
 このお店は、この正月に友人のH.T.と来て以来2度目。
 そのとき、エビのグリルを食べたが、思ったほどでもなかったので、昨日は、サラダ、パン、ドリンクのセットでハンバーグステーキをオーダー。友人たちに、「こないだは、これを食べたんだー」、と言うと、「おいしそうね」、と言って、なぜか2人とも、エビのグリルとビールをオーダー。「それほどでもなかったよ」って言ったんだけどね。笑


 神保町の方に歩いていくと、喫茶店や飲食店が数軒あるものの、武道館の近くには、これといったお食事処はない。もっと混んでいるのかなーと思っていたが、さほどでもなかった。が、開場時間を過ぎると、店内のトイレの前には列が。。。みんな目指すところは一緒らしい。

 席はファンクラブでとったので、アリーナのA8ブロック。ステージに向かって右寄りのまんなかの7列目のすげーいい席。すぐ前に、ライブ開場でよくお会いする、隣駅に住むご夫婦+友人1名がいて、軽くあいさつ。
 
 開演は16時7分。ほぼ定刻どおり。
 ステージ前に設置された3枚のスクリーン(スクリーンはステージの両サイドにも設置されていた)に、オレンジ号(自転車)に乗る清志郎が映し出される。まさに、武道館に向かっている感じ。武道館に入って、ステージ裏が映る。以前の映像だが、本当に清志郎が今、武道館入りして、ステージ裏に登場したかのようだ。ちょっと涙が出てきてしまった。
 オープニングは、仲井戸麗市をはじめとするハウスバンドに浜崎貴司、高野寛、宮沢和史たちを加えた面々による「雨上がりの夜空に」。いきなり、これで始めるかーって感じだ。
 チャボが「激しい雨」、Leyonaが「Sweet Soul  Music」歌った後、ハウスバンドをバックに、数組のアーティストが、2曲ずつ清志郎のナンバーを歌いあげる。、ステージ上に金子マリが登場したときには、RCのライブによく行っていたので懐かしさでいっぱいになった。マリちゃんは、かっこいい2人の息子(ベース、ドラム)たちとさすがのステージ。斉藤和義の「JUMP」では、清志郎のときみたく、でっかいバルーンが登場し、会場内を浮遊する。アリーナ席にいた私の所にも飛んできたので、ピンクのバルーンを押し返す(あっつい!)。トータス松本が、(大地震の混乱した)こんなときに聞きたくなる清志郎さんの歌は多いけど、なかでもこの曲と言って、「すべてはALRIGHT」を歌ってくれたのはうれしかった。実はこの曲、私の好きなRCの曲のナンバー3だ。そして、「収録時間は短いけど、「BLUE」はいちばん聞いたアルバムかも」、と言いながら、「よそ者」を演奏。私も、RCのアルバムのなかではいちばん「BLUE」が好きで、「よそ者」は大好きな曲だったので、トータスがこの2曲を歌ってくれたのには、きゃー!!、と興奮してしまった。この日登場したアーティストのなかで、トータスと、後で登場した奥田民雄、ヒロトの声量はピカ一で、会場内を圧倒したように思う。
 そして、アリーナの中心に設けられたもう1つのステージに、泉谷しげるが登場。「サマータイム・ブルース」と「ラヴ・ミー・テンダー」を演奏。ギター1本で歌いあげるパフォーマンスは見事だった。この後、しばらくこの小ステージでの演奏が続く。ゆず、真心ブラザーズ……。浜崎貴司と高野寛の「君が僕を知っている」。これは、RCの曲のなかで私がいちばん好きな曲。この曲を清志郎とチャボ以外の誰かが歌うのなら、彼らに歌ってほしかっただけに、ありがとーって心のなかでつぶやいた。そして、矢野顕子。会場から「アッコちゃーん」の声が飛ぶと、「この年になると、ちゃんづけで呼ばれることはほとんどないので、とてもうれしい」なーんてこと言う。そして、清志郎とよく2人で歌った曲と言って、アッコちゃんの「ひとつだけ」を演奏。清志郎が一緒に歌っていないのはさびしいけど、やっぱりいい曲。しんみりと、心に響いてきた。
 舞台は中央ステージに戻る。細野晴臣、YUKI、、奥田民雄。「不思議」はシングルカットされていながら、最近のステージではあまり演奏されることのなかった曲だけに、YUKIがこの曲を選んだのはちょっと意外だったが、摩訶不思議なムードがとてもマッチしていた。奥田民雄の「スローバラード」はすごくパワフルな熱唱だった。
 ハウスバンド以外の出演者として最後を飾ったのはザ・クロマニョンズ。清志郎の30周年記念ライブ(RESPECT)!や、先日のOK! C'MON CHABO!!!でも、1曲歌ってあっさり帰っちゃうイメージがあっただけに、この日、「ROCK ME BABY」、「ベイビー! 逃げるんだ。」、「いいことばかりはありゃしない」、と3曲も濃密に演奏してくれたのはちょっとしたサプライズプレゼントといった感じ。「ベイビー! 逃げるんだ。」はRCの曲のなかでベスト10に入るぐらい私の好きな曲なので、きゃーっ。「いいこと」も、ヒロトとマーシーが絶妙のコンビネーションを醸し出していた。圧巻。
 「この後はいよいよ清志郎さんの登場です」と言って、ザ・クロマノンズが去り、スクリーン上に清志郎が登場。「よォーこそ」などおなじみの曲が流れる。そして、「もう一発いくかぁい?」という清志郎の声を合図に、またまたハウスバンドが登場。トータス松本たちを交えて、再び「雨上がりの夜空に」。
 そして、最後にスクリーンに再び、清志郎が登場。「毎日がブランニューデー」で、この日のパフォーマンスは終了したのだった。


 演奏の合間には、坂本龍一や黒柳徹子たちの清志郎へのメッセージ(ラブ&ピース!)、が流れたり、忌野清志郎ニュースやグッズ紹介を挟んだりしながら、あっという間に6時間が過ぎた。始まる前は、5時間半も何を歌うのって思ったりしたが、本当に長さを感じさせない6時間だった。

 そんななか、1つだけ残念だったのは、三宅伸治が登場しなかったこと。なんで? 復活祭のときみたく、今回のハウスはンドの面々と、ナイスミドルの面々の2バンドがステージ上にっていうのもありだと思うけど。「世界中の人に自慢したいよ」は、伸ちゃんに歌ってほしかったな。

 なんにしても、一夜明け、ぼぉーっとしてしまっている私である。

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